ニューヨーク原油市場では4日、国際的な指標となるWTIの先物価格が7年4か月ぶりに1バレル90ドルを超えた前の日に続いて上昇し、一時93ドルを超える高値水準に達しました。終値は前の日より2ドル4セント高い1バレル92ドル31セントで、原油価格の上昇が加速しています。
市場では世界的な原油の供給量不足を背景にウクライナ情勢が緊迫する中、4日に発表されたアメリカの1月の雇用統計で景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が市場の予想を大幅に上回るなど、打撃をうけた経済の回復に伴い原油の需要がさらに高まることが警戒され買い注文が集まりました。